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問い合わせを全部商談にしない:AIで案内と商談を分ける3つの質問

問い合わせフォームで3つの質問をし、AIに仕分けを任せると、社長の時間を商談が要る相手に回せます。

この記事の要点

  • 問い合わせフォームで3問を聞く:利用目的・導入人数・必要な連携
  • AIに任せる最初の仕事は、3問の答えで問い合わせを仕分ける作業
  • 会社で使う・複数名・連携ありのどれかなら、社長の商談に回す
  • 社長に回す相手には、AIが答えと下調べを1枚にまとめる
問い合わせフォームで3つの質問をし、AIに仕分けを任せると、社長の時間を商談が要る相手に回せます。
この記事の要点を図にしたものです。
目次

問い合わせフォームで3つの質問を聞く

A&Aの考え方

案内で済む人と商談が要る人を分ける材料は、利用目的・導入人数・必要な連携(今使っているほかのソフトとつなぐか)の3つの質問で集まります。ここで言う問い合わせの仕分けとは、届いた問い合わせを、資料の案内だけで進める人と、社長が会って話す人に分けることです。

A&Aの考え方

社長が一番の営業という会社では、問い合わせに返事をするのも、会うかどうかを決めるのも社長です。フォームには、情報を集めているだけの人も、会社で導入を決めたい人も、同じ形で届きます。全部に社長が出ると、導入を決めたい会社への返事が後回しになります。

出典に基づく事実

営業先の会社の情報をAIで集めるツールを出しているClayが、自社の顧客を紹介する記事を出しています。紹介されている1社が、普段の言葉で頼むだけでアプリを作れるAIサービスを出している、スウェーデンのLovableです。

Clay ↗

出典に基づく事実

Lovableの問い合わせの窓口には、大企業も、新しい会社も、個人で作る人も押し寄せていました。課題は、個人には自分で進める道を案内し、法人の買い手には使い方に合った営業担当をつなぐことだった、と事例は書いています。

Clay ↗

A&Aの考え方

この記事を書いているAutomate & Augment (A&A) は、社員20人ほどの会社の問い合わせフォームでも、同じ分かれ方が起きていると考えます。規模は違っても、分かれ目は同じで、自分で進める人と、話して決めたい会社の間にあります。

利用目的・導入人数・必要な連携の3つの質問の答えを、営業役が問い合わせに印として付け、社長が見分ける場面

A&Aの考え方

その分かれ目は、本人に3つ聞けば見えます。利用目的は、一人で試したいのか、会社の業務で使いたいのか。導入人数は、使う人が1人か複数か。必要な連携は、今使っているほかのソフトとつなぐ必要があるか、です。

A&Aの考え方

A&Aの考えでは、この3問が合うのは使う人数やつなぐ先で売り方が変わる商品を売る会社で、問い合わせがほぼ全部、導入を決めたい会社から来るなら、分ける意味は薄くなります。

仮想例

仮の例で考えます。社員20人で勤怠管理のソフトを売る会社が、フォームに3問を足すとします。

仮想例

利用目的は「まず試したい」「会社で使いたい」「比べている」から選んでもらいます。人数は数字で書いてもらいます。連携は「給与計算のソフトとつなぎたい」のように、自由に書いてもらいます。

最初にAIに任せるのは問い合わせの仕分け

A&Aの考え方

AIに最初に任せる1つの仕事は、3問の答えを読んで、問い合わせを案内と商談に仕分ける作業です。

出典に基づく事実

Lovableでは、法人向けのフォームが送られるとすぐ、Clayが相手の会社を調べます。調べるのは、業種、送った人の役割、すでに付き合いがあるか、その会社が今優先していそうなことです。その結果から、いちばん力になれる営業担当を決めると事例は書いています。

Clay ↗

出典に基づく事実

この仕組みを組んだのは、データとAIで営業の仕組みを組む担当者です。その役目は、150人で1,500人分の働きができるようにすることだと紹介されています。

Clay ↗

出典に基づく事実

仕組みができる前は、数千件の問い合わせをその場で見極め、調べ、振り分ける効率のよい方法が無かったとされています。

Clay ↗

A&Aの考え方

選択式の答えで分けるだけなら、フォームの設定でもできます。A&AがAIに任せたいと考えるのは、その先の2つです。1つは、自由に書かれた連携の答えを読むこと。もう1つは、相手の会社のホームページを調べることです。どちらも今は、社長が返事の前に自分でしている作業です。

A&Aの考え方

任せてから最初の1か月は、AIが分けた結果を社長が毎日確かめます。分け間違いは2方向で数えます。案内で足りたのに会った件と、会うべきだったのに案内で済ませた件です。

仮想例

元が取れたかどうかは、社長が問い合わせに使っていた時間で測ります。たとえば月40件のうち25件が案内で済む内容で、1件に30分かけていたとします。仕分けが当たれば、月12時間半が社長に戻る計算です。数字は仮の例です。

A&Aの考え方

比べる時は、毎日の確認にかかる時間を差し引きます。残った時間を社長の時給で金額に直し、今の営業代行や採用にかかる費用と並べます。

会社で使う、複数人で使う、連携が要るなら社長が会う

A&Aの考え方

社長の商談に回すのは、会社で使う、複数人で使う、連携が要る、のどれか1つでも当たる人です。どれにも当たらない人には、資料と料金表を返します。

出典に基づく事実

ネットの決済と請求の仕組みを出しているStripeも、自社の顧客を紹介する記事でLovableを取り上げています。Lovableは2024年11月の立ち上げ直後から、個人向けの無料プランと、月ごとに使える量や機能が段階的に増える有料プランを用意したとされています。

Stripe ↗

3つの条件に当たった問い合わせだけを社長が開き、営業役が当たらない人へ資料を返す場面

出典に基づく事実

その後、複数の人で一緒に使う機能、より多く使える上限、誰が使えるかをまとめて管理する機能などを備えたプランへ広げた、と記事は書いています。

Stripe ↗

A&Aの考え方

A&Aは、このプランの分け方も、問い合わせの分かれ目と重なると考えます。一人で試す人は、無料プランと資料で自分で進めます。複数の人で使う、使う人を管理する、ほかの仕組みとつなぐ。こうしたことが要る会社は、話して決める側に入ります。

仮想例

先の仮の例で言えば、「8人で使いたい、給与計算のソフトとつなぎたい」と答えた会社には、社長が電話で、業務に合うかどうかを確かめます。

仮想例

「まず試したい」を選び、人数は1人、連携は空欄だった人には、資料と料金表を返します。どちらにも早く返しますが、社長の時間を使うのは片方だけです。

A&Aの考え方

答えがあいまいな人には、まず案内で進めてもらいます。返事のやり取りの中で人数や連携の話が出たら、そこで社長に回します。最初から全員に会うより、途中で回す道を残す方が社長の時間を守れる、とA&Aは考えます。

社長に回す相手は、AIが1枚にまとめる

A&Aの考え方

社長に回す相手については、AIが3問の答えと相手の会社の下調べを1枚のメモにまとめ、会う前に社長へ渡します。

出典に基づく事実

Lovableの営業担当は、商談ごとに事前のまとめを受け取ります。中身は、相手が何の会社か、使っている道具、解こうとしていそうな課題、合いそうな自社の製品です。先に調べてあるので、商談で中身のある話がしやすくなる、と担当者は話しています。

Clay ↗

A&Aの考え方

Lovableでは、いちばん合う営業担当を選びます。社員20人の会社では、選ぶのは「社長に届けるか、届けないか」の2つになる、とA&Aは考えます。届けないと決めることも、仕分けの成果です。

A&Aの考え方

メモの項目は、4つで足ります。3問の答え、相手が何をしている会社か、問い合わせの本文に書かれた相手がすでに試したことやつまずいた所、合いそうな自社の商品です。

仮想例

先の8人の会社なら、今の勤怠の付け方と、つなぎたい給与計算のソフトの名前が1枚に並びます。

A&Aの考え方

AIの下調べは間違うことがあります。メモは会う前に社長が読み、違っていれば直します。

A&Aの考え方

この記事で引いた2本の記事は、ClayとStripeが自社の顧客を紹介したもので、外から確かめた結果ではありません。Lovableは150人規模の会社です。そのため事例の数字は目標にせず、進める順番だけを借ります。

まとめ

営業役が問い合わせを答えで仕分け、案内で済む人は棚へ、会う相手だけを社長へ回す場面

A&Aの考え方

問い合わせのフォームでは、3問で利用目的・導入人数・必要な連携を聞きます。AIに最初に任せるのは、その答えで案内と商談を分ける仕分けです。

A&Aの考え方

会社で使う、複数人で使う、連携が要る、のどれかに当たる人だけを社長の商談に回します。社長に回す相手には、AIが答えと下調べを1枚にまとめて渡します。

A&Aの考え方

営業代行でアポ (商談の約束) を買うのではなく、アポが生まれる仕組みを自社に持つ。A&Aは、問い合わせの仕分けをその最初の1業務と考えます。

問い合わせのフォームでは、3問で利用目的・導入人数・必要な連携を聞き、AIに最初に任せるのは、その答えで案内と商談を分ける仕分けです。会社で使う、複数人で使う、連携が要る、のどれかに当たる人だけを社長の商談に回し、社長に回す相手には、AIが答えと下調べを1枚にまとめて渡します。

よくある質問

問い合わせが月に数件でも、AIに任せる意味はありますか。

月に数件なら、まずフォームに3問を足すだけで足ります。自由に書かれた答えを読む手間や、相手を調べる手間が社長の時間を圧迫し始めたら、そこでAIを足します。

案内で済む人への返事も、AIに書かせてよいですか。

答えが自社の資料にすでに書けている質問なら、任せやすいとA&Aは考えます。その線引きは、別の記事「問い合わせの一次対応をAIに任せる:答えが文章にある質問だけ」で扱っています。

3つも聞くと、問い合わせが減りませんか。

減ることはあり得ます。そのため最初の1か月は3問とも任意にし、答えの無い人は案内から始めます。返事のやり取りの中で人数や連携の話が出れば、そこで社長に回します。

出典・編集情報

記事の調査で確認した一次資料です。資料の公開・更新時期と、調査時の確認日を分けて記載しています。

  1. How Lovable uses Clay to scale one of the fastest-growing startups in history

    Clay · Publication date not stated

    確認日 2026-10-22
  2. Riding the AI boom: How Lovable grew into a vibe-coding juggernaut with Stripe

    Stripe · Publication date not stated

    確認日 2026-10-22

編集方針

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